うひゃあ。シャチクロです。
さて今回は、第4回バックパック旅行の5日目終盤戦!イギリスのスコットランドから、北アイルランド最大都市であるベルファスト(Belfast)へフェリーで訪れた際の様子を中心にお伝えいたしますよ。
スコットランドから北アイルランドへの移動手段
結論から言うと、日本語がバッチリ対応した経路紹介サイトが存在せず、泥臭いリサーチでなんとかちょうど良いフェリーを発見し、移動できました。
実は、日本を出国する段階では、アイスランドからどうイギリス/アイルランド入りし、どう観光するかが、一切決まっていなかった※ため、なんとなくスコットランドから北アイルランドに行けるっぽいというのは、Googleマップ上の点線(航路)で確認できたものの、エディンバラからの具体的なルートがよくわかっていませんでした。
そこで急遽アイスランドからスコットランドへ飛行機で渡る事が決まった段階で、カフェや電車等の隙間時間にフリーWi-Fiに繋いで経路をリサーチしました。
※旅行中に適当に決めた経緯はこちら

北アイルランドの玄関口、ベルファスト
簡単なベルファストへのアクセスのご紹介です。
北アイルランドに行く目的
スタンプラリー旅的に、北アイルランドに上陸しておきたい(スコットランドやウェールズに寄った理由も同一)というのと、世界遺産であるジャイアンツ・コーズウェイを見学したいという理由がツートップでした。そして後者のジャイアンツ・コーズウェイは、なかなかのポンコツアクセスで公共交通での自力移動が大変。北アイルランド一の大都市にして首都であるベルファストからのバスツアーがベターだとわかりました。
そしてベルファストは、陸海空のいずれにおいても、北アイルランドの玄関口として交通網が発達していると判明いたしました。
陸路
隣国アイルランドから各地からも、高速道路を北上してサクッとイケます。が、今回は海を隔てたスコットランドからの移動ですので、選択肢には挙がりませんでした。
海路
ベルファスト〜スコットランド間を毎日運行しております。スコットランド側の港は、ケイルンライアン(Cairnryan)という地です。
また、イングランドのリヴァプールや、マン島への航路もあるようです。
※ベルファストからのフェリー航路はこちら
空路
イギリス国内線だけでなく、ヨーロッパやアフリカ各国からの国際線が意外とあります。スコットランドからは、エディンバラとグラスゴーの両方から行けますよ。
※就航地一覧の参考はこちら

なぜフェリーを選んだか
飛行機かフェリーの2択でしたが、迷わず船をチョイス。理由として、飛行機はなんやかんやで搭乗のくだりや空港へのアクセスを考えると時間が無駄にかかり、さらには安くもないという二重苦だからです。…という以上に、船旅が大好きだからです。(第2回バックパックではスペイン〜モロッコ間、第3回でもノルウェーで死ぬほどフェリーに乗りました。)
スコットランドの乗船場所、ケイルンライアンへの行き方
港自体は前述の通りケイルンライアンですが、実はここへのアクセスがなかなかポチャクソです。
結論から言うとエア(Ayr)という駅からバスで港へ向かうのが正解です。このバスは、フェリーの出港時刻に合わせて運行していますし、フェリーとバスのチケットがセットで安く買えるので、このルートを行く人にとってはマストだと思って差し支えないです。
尚、このフェリー&バスセットは、”Coach & Sail”と呼ばれ、イギリス〜アイルランド間のお得移動手段として人気だそうです。
チケット購入方法
という事で、判断が遅れてチケットが売り切れてスコットランドで無駄に連泊する事を避けたかったので、サクッとネット上で即決購入。
※購入は、こちらのサイトからイケます。英語ですが簡単です。

価格
日付や時刻で変動するヨーロッパでよくあるタイプの価格設定です。私は、£30ちょい(¥5,000円弱)ぐらいで買いました。※
※言わずもがな、北アイルランドはあくまでアイルランドではなくイギリスですので、通貨はポンドです。ただユーロもゴリ押しすれば使える場所がちょいちょいありました。
グラスゴーから移動開始
さて、エディンバラからニュー・ラナークを経てグラスゴーにいた私※。まずは、電車でGO!
※グラスゴー編はこちら

エア駅(Ayr)へ
グラスゴーから一本でイケます。※
注意しなければいけない点としては、グラスゴーは中心街に複数の駅があるのですが、発着駅はセントラル駅(Glasgow Central station)であるという事です。所要時間はちょうど1時間ぐらい、本数も1時間に1本ある時間帯もちらほらです。
※”train line”というサイトが英語ですが便利です

イギリスは、欧州の中では比較的電車の遅延が少なめなので、私は出港時刻から逆算してギリギリの便に乗車。問題なくエア駅に到着しました。
エア駅のバス停の位置
これがなかなか難しかったです。というのも、駅が思いっきり工事しており、バス停の位置が移動していました。さらには、以下のように”Stena coach to Cairnryan”といういかにも正しそうな偽物のバス停もあり困惑しました。
工事現場のイカついオッチャン達に聞いたら奇跡的に正確に教えてくれました。駅のすぐそばにありました。正直ただでさえヒアリングが厳しいネイティブの発音に、さらにスコットランド訛りが混じって何言ってるのかよくわからなかったのですが、ボディランゲージと笑顔ができればなんとかわかる事が判明しました。
- バス発見の安堵感たるや。危うく出発するところ
- バス自体は超わかりやすい
バスの乗車方法
フェリーとセットでチケットをWEBで買っていたのですが、その予約確認メールをスマホで見せてサクッと乗れました。

バックパッカー旅行中はプリントが気軽にできないけど、だいたいこのデジタルパターンで乗り切れるべさ
いざフェリー(Stena line)へ
さて、1時間もかからずバスで快適に港へ到着しました。
乗船手続きにはパスポートが必要
まず受付で名前を伝えたあと、サクッと空港のような感じで荷物を預け、終了です。が、なぜか同じ国同士の移動なのにパスポートが必要です。日本で例えるなら、本州から四国に渡るのにパスポートを要求される感覚です。
フェリーターミナル内設備
ほぼ待合所であるターミナル、フリーWi-Fiは激遅ですがコンセントや椅子はたくさんあり、売店や自販機もあって快適です。そして清潔です。
船内設備
出航時刻ちょい前に乗船。テンション上がって、すぐにデッキに出ました。

私は「乗船即デッキ病」だべさ
乗船時間は2時間超とそれほど長くないため、正直移動メインのしょうもないタイプかと思っていましたが、なかなかの豪華客船でした。
インターネットは無料
海上でも辛うじてwi-fiが飛んでいますし、ブラウジング専用のちゃっちいパソコンコーナーもあります。
充電環境
コンセントは結構ありますし、有料のチャージャーボックスもあります。
エンターテイメント
娯楽施設はたくさんあります。ちょいちょい無料です。
- ゲームセンター
- 映画鑑賞
- プレステ4
- リラクゼーション
- ここのコーナーだけ謎でした
レストランやお土産屋さん
レストランは、軽食からガッツリ晩御飯まで、フードコート形式で様々ありました。また、後述のお酒を飲めるバーもいくつかありました。
お土産屋さんは、ブランド品だけでなくスコットランドやアイルランドのお土産もしっかりありました。
席
有料と思われるラグジュアリーエリアも一部ありますが、概ね自由席です。先ほどのレストラン系で買ったフードは、どの席でも食べられる雰囲気でした。また、結構景色を楽しめる広々空間でした。
キャッシュマシン
基本的にクレジットカード対応ですが、一応現金を下ろせます。
私の船の楽しみ方
船内はざっくり5F建てぐらいで、お散歩がでらグルっと1周し、バーカウンターでスコッチとアイリッシュウイスキーをがぶ飲みし、泥酔して無防備にベンチに横たわって爆睡しました。見た目はもはやアル中のそれだったと思います。気付くと目的地のベルファストに到着していましたが、貴重品は何もスられておらず一安心でした。
ウイスキーの本場はストレート文化
話は脱線しますが、世界5大産地の一角であるスコットランドやアイルランドでは、ハイボールのようなウイスキーを何かで割る文化はほぼないようです。ただ彼らにとっても高いアルコール度数である事には変わらないので、チェイサーと飲むペースを自己責任で調整するスタイルが主流です。
ベルファスト港から市中心部の宿へ
さて、実はベルファスト港は、ベルファスト市中心部からそこそこ遠いです。重いバックパックを背負って歩ける距離ではないです。
が、フェリーターミナルを出てすぐにあるバス停から一本でイケます。酩酊状態の私には乗り換えミス等が起こらず嬉しい限りです。信じられないぐらい態度の悪い運転手さんになんとなく行きたい場所を伝え、正しいバスである事を確認して乗車しました。

ちなみに終始泥酔していたので、夜のベルファストの写真はないべさ
ベルファストの街並み
すでに22時を回っていた事もありますが、何やら不気味な雰囲気。そう、正直頭のおかしそうな人がたくさん歩いている、治安が心配になる街だったのです。
宿に向かうまでの間に、ヒャッハー系クレイジーサイコ野郎の何人かに絡まれましたが、英語がわからないフリして早足で振り切り無事到着。
クレイジーサイコ野郎の謎勧誘
が、宿の前で「今日、すぐそこのバーでタダ酒パーティやっているよ!」と声をかけてくる新たなクレイジーサイコ野郎が登場。タダより怖いものはないものの、フェリーでのウイスキーガブ飲み以降泥酔状態だった私。流れに身を任せてサイコ野郎と盃を交わそうかなと迷っていたところ、腕に漢字で”馬”というダサい入れ墨を彫ってあるのに気付き、冷静に「なんだコイツ」となって断りました。
本日の宿
直前に探したため、良い宿が取れず。仕方なく、バックパッカーの聖地ユースホステル(Belfast Youth Hostel)を選びました。
なんと10数カ国目にして初めてのユースホステルでした。が、2,000円台と安い分、周辺のクラブやバーでサイコとビッチ達がどんちゃん騒ぎで超うるさいし、部屋は汚いし、宿泊者は臭いしで割と最悪でした。
ただ便利なもので、酩酊していたのでいつの間にか朝になり、辛い夜を記憶上は過ごさずに済みました。
ベルファストのユースホステルの魅力
なんと、北アイルランドのメインディッシュであるジャイアンツ・コーズウェイへのバスツアーの発着が、このホステル前で行われます。フロントに荷物を預け、時間のロス無くサクッとツアーに旅立つ事ができました。
といった感じで、エディンバラから始まった5日目は無事終了。
次回は6日目、ジャイアンツ・コーズウェイのバスツアー編の予定です!
ばいちゃ!