うひゃあ。シャチクロです。
レイキャヴィーク(Reykjavík)滞在2日目。薄味で終了した初日と打って変わって、いろいろ体験しましたよ!当記事は2日目前半戦のゴールデンサークル巡りの模様です!
旅程(2日目)
08:30 ゴールデンサークルバスツアー開始※
15:30 ツアー終了。宿着
16:00 ノイトホゥルスヴィーク(Nauthólsvík)着
16:30 レイキャヴィーク中心部着
19:00 宿で待機
21:30 オーロラバスツアー開始※
23:30 ツアー終了。宿でおねんね
※旅程上別物に見えますが、ゴールデンサークルとオーロラ鑑賞はセットのツアーです。
VeltraとExpediaでリンクの通り同じツアー商品を取り扱っておりますが、Expedia側のタイムセールに出くわし、そちら側で予約しました。約9,000円(9,000ISK)でした。(2018年9月当時のレートは1ISK=1円ぐらい)
ちなみに日本語オーディオガイド付きとありますが、8インチぐらいのタブレットに持参したイヤホンを刺すとゴールデンサークルと通過ポイントの雑学が聞ける仕組みなのです。が、バスガイドがタブと同じ事を英語でずっと喋っているので気が散り放題です。
バックパック旅とツアーの関係性
突然ですが皆さん、バックパッカーに対していくつか偏見がありませんか?私はポチャクソあります。そのうちの一つは…

バックパッカーは全てを自分で手配して旅してんだべ?

ツアー使うぐらいなら自決する連中チョム
…な事はないです。いや、中にはそういったこだわりをお持ちの奇天烈な方々もいらっしゃいます。かく言う私もそちらの派閥です。極力ツアーを避けているクレイジー野郎です。
だがしかしbut!移動の観点でツアーを使わないと圧倒的に非効率なパターンは、実は無数にあるのです。例えば今回旅したアイスランドは、公共交通機関が激弱です。国民が30万人しかいないかつ人口が首都レイキャビクに集中しているので、インフラ整備のコスパが悪いのでしょう、生活の足=自家用車なのです。(実際レイキャビク市周辺は、車がバンバン走ってます。)かといってタクシーは然程走っておらず(そもそもゴールデンサークルまでそこそこの距離があります。)、またレンタカーのコスパも悪い…
という事で、今回はバスツアーを選択しましたよ。
ゴールデンサークルとは
アイスランドの玄関口である首都レイキャヴィクから手軽に行ける三大スポット(シンクヴェトリル国立公園、グトルフォスの滝、 ゲイシールの間欠泉)の総称が、ゴールデンサークルです!「アイスランド観光と言えばブルーラグーンとゴールデンサークルがツートップだよね。」的な王道の位置付けです。
(最近では映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」の方が聞き馴染みがあるかもしれませんが、全然関係ないです。私はキングスマンが好きなのですが、勝手に雪山戦闘シーンのロケ地と勘違いしてました。)
ちなみに結構移動が長いのですが、車窓からの景色が世界でも類を見ない荒涼感なので、寝ずに見る事をオススメします。
ちなみに、朝食は車内でサンドウィッチを食べました。
昨夜に鬼畜ボッタクリスーパーの”10-11”※で購入したものです。ガチギレ価格の約1,200円(1,200ISK)でしたが、サーモンたっぷりでおいしかったです。
それでは、ゴールデンサークルを構成する3箇所を順にご案内しますよ。
世界遺産!シンクヴェトリル国立公園
アイスランド唯一の文化遺産登録の世界遺産です。何が文化的なのかというと、西暦930年に世界初の近代制民主議会が開かれた地なのです!10世紀の日本といえばまだゴリゴリの摂関政治の時代ですので、アイスランドはだいぶ進んでいたのかもしれませんね。
見所

え、議会が開かれた地とか興味ないべ
と思っていたのですが、実は文化はおまけ程度の自然派観光地。なんと大陸プレートの裂け目(ギャウ)が見れるのです!
写真をご覧の通り、大地が避けている場所を30分ぐらいかけて歩く事ができます。東がユーラシアプレート、西が北米プレートとの事です。

ユーラシアプレートって日本で地震を起こすやつだべ!ひえぇ
そう、この大陸プレートは日本と繋がっているのです。もしかしたらアイスランド人が地団駄を踏むとプレートが歪むのかもしれませんね、直ちにやめてほしいです。
ゲイシール間欠泉
間欠泉は、水が地面から吹き出す不思議現象なのですが、英語では”geyser”と言います。そう、なんと英単語の語源となった間欠泉がある地なのです!
残念ながら現在のゲイシール間欠泉は、ほぼ水が吹き出ないおサボりモードらしいのですが、周辺一帯に複数の間欠泉があります。
ずっとポコポコしてます。
中でも現在最も活発に吹き出しているのはこちら、ストロックル(Strokkur)間欠泉!
結構近くに寄れますが気をつけてください。割と熱湯です。迫力がとてつもないので、私はびっくりして噴水時に本当にすっ転んでしまいました。周りの観光客に「Oh! Samurai! Karoshi!」みたいな顔をされました。
平均すると6〜7分に1回ぐらい噴水しますが、連発だったり時間が空いたり大きかったり小さかったりするので、それも一興という感じで気長に楽しんでください。
スープ大国
ここゲイシール間欠泉は、結構観光地化されており、お土産屋さんに加えご飯屋さんもいくつかあります。
ガイドさんに「特にスープ屋さんが抜群だよ」と教えてもらったのでスープ屋さん(súpa)へ行き、助言を完全無視してサンドウィッチを注文しました。

実は私、スープ食べない教の教祖様なのだべ

教典の1行目に「スープ飲む奴、打首獄門」と書いてあるチョム
冗談はさておき、サンドウィッチの陳列が可愛かったのでそちらを選びました。
これがアイスランドのベストグルメとなりました。バケットの硬さ、カマンベールチーズとドライトマトのマッチング、謎肉のジューシーさ、全てをとってパーフェクトでした。
ただし1,445円(1,390ISK)でした。この国ではコスパはもう諦めました。
ちなみにアイスランド人は、スープをサイドではなくメインディッシュとして食べる事も多いようです。パンをじゃぶじゃぶに浸けて食べます。日本で言うと「よし、今日のおかずは味噌汁だ!ライスをイン!」的なノリでしょうか。
グトルフォスの滝
ゴールデンサークルの最終地点であるグトルフォスの滝(Gullfoss Waterfall)。まず衝撃なのが、滝とは別方向に氷河の一帯が見れるところです。
一見何の変哲もない平野。この奥を目を凝らして見てみると…

氷河の地平線。怖い
滝は一切関係ないのですが、ノルウェーとかでもあまり見れなかった氷河がゴロゴロあるのでビックリしました。どうやらアイスランドは国土の10%が氷河であるそうです。時間が取れる方は、氷河ツアーも無数にあるので参加する事をおすすめします。
さて、本題の滝ですが、幅広かつ段差タイプで結構迫力あります。
駐車場から歩いてじっくり見ると往復30分ぐらいかかります。正直全く期待していなかったのですが、結構いろんな角度から楽しめるようになっているので、遊歩道は最後まで歩ききってくださいね。
ゴールデンサークル、幻の4か所目?
締めのグトルフォスの滝も見終わり、安心してバスで寝ていたのですが、突然「馬牧場についたよ~」とのアナウンスが。
はてさてと思いつつ降車すると、なんと他人の馬牧場で勝手に馬を見学するというクレイジーイベントだったのです!
馬が狭いスペースにとてつもなくひしめいていました。minecraftで牧場を作ると大体このくらいひしめくので、牧場主はマイクラ脳なのだと思います。
ゴールデンサークル レビュー
独断で評価しちゃいますよ。
おすすめ度
8点(/10点)
Good
レイキャヴィークから手軽に大自然を楽しめます。特に間欠泉は世界的に見てもレア度が高いので、相当ウキウキできます。
Bad
正直一人旅バックパッカー勢にとってはアクセスはポンコツです。ただしバスツアーが無数にあるので、そこを妥協できる人には何の問題もありません。
それでは長くなってしまったので、2日目後半は別記事にて。ばいちゃ